エムケイ、電脳交通のサービスを採用し日本版ライドシェア運用実現を目指す
電脳交通は、エムケイへの日本版ライドシェア運行管理に対応したシステムの提供、導入サポートを実施する。
配車アプリ経由以外での電話注文においても事前確定運賃での運用が可能な機能を提供しタクシー車両・日本版ライドシェア車両双方のハイブリッドな運行が円滑に進むようサポートする。これにより、移動需要が増える時間帯で提供可能なタクシー・ライドシェア車両数が増加し、安心・安全に移動できる手段が確保しやすくなる。
▼関係者のコメント▼
■株式会社電脳交通 代表取締役社長CEO 近藤洋祐氏
この度、MKグループ様と協同で自家用車活用事業(以下NRS)の新たな取り組みを京都にて行うこととなりました。4月より解禁されたNRSは、全国のタクシー不足課題解消に向け有効な施策として主要都市を中心に実施されています。現状、アプリ配車及びキャッシュレス決済を前提としたサービスとなっておりますが、都市部以外では電話によるタクシー配車注文や現金で決済する利用者が多く存在し、これらの利用者に対応するサービスを提供することで、NRSの利便性を高めることができると考えております。当社が開発する電話注文にも対応可能なNRS運行管理システムを活用し、MKグループ様とともに京都における移動困難地域及び時間帯の解消に取り組んでまいります。
■エムケイホールディングス株式会社 代表取締役社長 青木信明氏
タクシーの供給不足の改善の一手として始まりました日本版ライドシェア(自家用車活用事業)ですが、原則アプリを通した配車でキャッシュレス決済とされています。しかし当社のお客様はとくに午前中は病院に通われる高齢の方が多くいらっしゃいますので、コールセンターで電話応答し車内で現金決済出来る仕組みがほしいと考えていました。電脳交通の受配車システムで実現可能と聞き、お客様に一台でも車両を供給するために、まずはタクシーで事前確定運賃を導入し、コールセンターでの配車が習熟すれば日本版ライドシェアにも導入していくことにしました。いまタクシーは大きな変革期を迎えています。電脳交通には新しい動きに対応していただき当社のビジネスを支えるだけでなく、日本社会の交通課題を解消する取り組みに果敢に挑戦いただきたいと思います。