高齢者介護ケアサービス動画のデータベース構築に向けたプロジェクト始動

トータルケアプロジェクト調査研究チームでは、人工知能(AI)を用いた評価システム導入に向けた、開発基盤を整備するため、産業利用可能な動画データベースを構築するプロジェクトを開始しました。

本プロジェクトは、全国の介護施設や福祉施設の熟練したケアサービス動画を収集する国内初の試みです。集められたケアサービス動画は1コマの画像毎にアノテーション(機械学習のためにデータを処理・加工することで評価データを作成する作業)を行い人工知能に深層学習させることで、ケアサービス工程などのタグ情報を付与します。熟練したケアサービス技術を持つ従事者が安心安全かつ効率的にケアサービスをすすめているか意味付けすることでトータルケアプロジェクトでは、技能の正当な評価システムと併せて福祉事業者評価システムのため、これらの質の高い教師データーを含む大規模なデータベース構築を目指します。

データ化された画像認識によるAIのシステム開発が進められているものの、国内外ともに産業に利用可能な動画のデータベース構築には至っていないのが現状です。

プロジェクト実施期間内に下記項目の開発に取り組みます。

①評価システム開発環境整備

②持続可能なデータベース運営体制の構築